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対側治療の豊胸術

人工物再建における豊胸術とは

乳房下溝近傍に小さな切開を加えてシリコンを大胸筋下に挿入し、左右のバランスを整えます。最近では、自家組織再建においても自家組織による健側の豊胸術希望の方も増えてきています。この場合は、腹部皮弁で再建に用いない反対側を健側の乳腺下に挿入して、健側の豊胸術を行います。この皮弁は正中部分にトンネルを作って再建側の血管と吻合し血流を担保するという方法を用います。自家組織再建予定で中等度のサイズの方の中で希望がある場合には、検討可能ですが、ある程度腹部の脂肪のボリュームがあることが前提となります。

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自家組織再建における豊胸術とは

自家組織再建術を予定していて、かつ健側のボリュームアップを望む方も最近は増えてきています。この場合の治療方法は、皮弁の大部分を再建に用い、かつ残りの皮弁部分に血管を一本付けた形で追加の皮弁を用意し、対側の乳腺の下に皮弁を入れます。切開線は、ちょうど乳房下溝に合わせるのでほとんど目立ちません。この皮弁の血管は再建側の血管と同じく内胸動脈、内胸静脈に顕微鏡下に吻合します。術後の整容結果としては、ボリュームアップと同時にオリジナルの完全な柔らかさが担保されるため、非常に自然な形態と質感を得ることができます。

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